講演会「セカンドチャンス!!~元非行少年だった自分の、過去と現在の、本音と希望~」 高坂朝人さま
平成26年度通常総会(平成26年5月24日開催)終了後、NPO法人セカンドチャンス副理事長の高坂朝人さまから「セカンドチャンス!!~元非行少年だった自分の、過去と現在の、本音と希望~」というテーマでご講演を賜りました。
元非行少年で2度の少年院入院歴をもち、十数回の逮捕歴を有する高坂朝人さまが、なぜ非行の道に足を踏み入れたのか、そしてなぜ立ち直ろうと思い至ったのか、現在の生活に落ち着くまでのご苦労等、自ら体験や当時の素直な思いを静かに語ってくださいました。
また、現在、高坂朝人さまがボランティアで取り組んでおられる非行少年の立ち直り支援活動(NPO法人セカンドチャンスの取り組み、BBS活動等)について、高坂朝人さまの活動に対する思いも含めてお話しいただきました。
参加していただいた36名の方々の中には、遠く県外から足を運んでくださった方や、教員、更生保護関係者等さまざまなお立場の方にお越しいただきました。講演会の評価としては一様に「満足した」との回答をいただきました。
アンケートに回答していただいた方の内いくつかをご紹介いたします(抜粋要約)
○非行に走った子どもたちが立ち直るにはどういう支援が必要なのか知りたくて参加した。講師の飾らない話しを聴き、人の可能性は人と人との温かい関わりの中で育っていくのだと強く思った。(女性)
○我が子が警察沙汰になり親としてどうすべきかと思い参加。やり直しが出来るのだと実感できた。今後も実体験を聴ける講演会があれば参加したい。(女性)
○保護司として関心があったので参加し心が見える話に感動した。ロージーベルのような活動を初めて知った。(女性)
○非行・触法行為によって学校に来なくなってしまう生徒たちへの対応のヒント得るために参加したので、講師自身の少年院や暴力団での経験とその時何を考えていたのかを聴けて参考になった。(男性)
○更生保護活動に関わる者として、母として、社会人として考えさせられた。認める事、選択肢を示すことが大切だと思った。(女性)
高坂朝人さまには、これからもロージーベルの活動にご協力をいただく予定です。
少年の更生を願う一人一人が手を携え、一人でも多くの少年の笑顔に出会えますように。
今後とも皆さまのご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。